furry’s blog

野菜や花の世話をしたり、パンやヨーグルトや料理をしたり、趣味や日常の中で感じたことを綴ってみたいと思います。

ジィージ…😊

今週のお題「おじいちゃん・おばあちゃん」

おじいちゃんは、生まれる前に父方も母方も亡くなっていた。どちらも戦争に召集されて亡くなったと聞いている。おばあちゃん、特に母方のおばあちゃんの想い出は印象深く覚えている。

昭和30年代当初、私が生まれた時には前日まで降り続いた雨が止み良い天気に、そして連絡もしていないのに(この頃、自宅に電話はなかったと思う。)おばあちゃんが布団を持ってやってきた…、という話をお袋から何度も聞いた。この時代は産婦人科でお産というのではなく、自宅でお産婆さんが取り上げるのが一般的だった。物心ついた頃、よくおばあちゃんが添い寝をしてくれて、昔話を沢山してくれた。特に冬場は一緒に寝て暖かかった…。

おばあちゃんの田舎に遊びに行くとその日の夕食は、私の好物のカレーライスを出してもらっていた。ある時…「何で顔をしかめてご飯を食べるの?」と、たしなめられたことがある。その頃の私の家の食卓は楽しいものではなかったので…知らず知らずのうちに顔をしかめていたのだろうと思う。それから食事の時は、幼いなりに意識して笑顔をつくっていた…。

正月、お年玉は100円貰えれば良い時代に、おばあちゃんのお年玉袋には500円入っていて嬉しかったのをよく覚えている。それから随分経って私が20歳を過ぎた頃におばあちゃんが体調を悪くして、お見舞いに行った時「ちょっと多いけどお年玉…。」と500円くれた時…おばあちゃんの思い出の中では私は小さいままなのだと…寂しく感じた。

今の自分があることに、おばあちゃんの影響は大きかった…感謝😊

 

さて、父もおじいちゃんも孫を見ることはなかった…けど、今、「ジィージ…。」と呼ばれている自分がいる…、不思議な気持ちである。こんな時代を迎えることができたなんて…感謝😊